支倉凍砂審査員 プロフィール

1982年12月27日生まれ。デビュー作の『狼と香辛料』が大ヒットを記録し、アニメ化など多数メディアに進出。2005年第12回電撃小説大賞銀賞、2007年「このライトノベルがすごい! 2007」作品部門第1位。小説『マグダラで眠れ』、漫画原作『ビリオネアガール』などもてがける。ライトノベル業界のなかでも、金銭感覚を主軸に据えた斬新なストーリー展開により特異な立場を維持している。今回は初の審査員業務となる。

公式HP:http://hasekuraisuna.jp/

 

 

 

 

支倉凍砂審査員からの特別メッセージ

世の中には、たとえば壊滅的に日本語としておかしい文章であっても、面白い作品というのが多数存在します。また、面白さの基準には、本当にたくさんの種類があると驚かされます。しかしあらゆる作品に共通していることは、書かれなければ存在しないということです。まだ小説を書いたことが無い皆さんが、あるいはもう何度か書いたことのある皆さんが、まだこの世に存在していない新しい作品を書かれ、それを読めることをとても楽しみにしております。

東直子審査員 プロフィール

早稲田大学文化構想学部教授。2016年、前1年間に刊行された文学作品の中から、大人も子どもも共有できる優れた作品を1点選考する第31回坪田譲二文学賞を受賞。小説の他、短歌や戯曲・絵本などでも活躍の場を広げている。小説賞や短歌賞の選考委員を勤めると共に、各種文壇文筆家とのコラボや雑誌での読者とのやり取りや後進育成にも精力的。2016年からは朝日新聞書評欄も担当している。

 

 

 

 

 

 

 

東直子審査員からの特別メッセージ

毎年夏になると和歌山の祖父母の家に帰省して、その美しい海や川や山で、一夏中遊んでいました。先日、和歌山を舞台にした『晴れ女の耳』という短編集を出版しましたが、土地とそこに流れる血脈に書かせて頂いた気がしています。この度、その和歌山の地に集められた小説を読ませていただく機会にめぐまれ、とてもうれしく思っています。和歌山の豊かな自然は、遠い昔から多くの人々の心を浄化し、癒してくれる神秘的な場所とされてきました。それは、テクノロジーの発達した現在でも損なわれることなく受け継がれている、命と心の財産だと思っています。こののびやかな土地で、今を生きるみなさまが作られる清新な小説を、今からとても楽しみにしています。