小説賞受賞のための5つの方法


「小説賞の大賞を取るぞ!」そう思って皆さんは応募すると思います。

でも、小説賞の取り方って、案外知られていないですよね。

 

このページではkino-kuni文学賞の審査員が自ら、

「小説の最終選考に残る方法」を説明いたします。

今後kino-kuni文学賞に応募する方も、

違う小説賞に応募する方も、是非大賞を取る方法として勉強してみてくださいね。


①応募者情報を忘れず記載しよう

kino-kuni文学賞では、脚本も絵本も小説も童話も、あらゆるジャンルの日本語で書かれた作品を募集しています。

多様な作品のなかにこそ、宝石が潜んでいると信じているからです。

 

だからこそ皆さんに忘れないでほしいことがあります。

・タイトル

・あらすじ(400文字)

・筆名

・本名

 ※講評希望者は「振込者名」

・連絡先(電話とメール双方使えるのがもっともよいです)

・賞金送付先住所

 

最低でもこれらが記載されていない場合、落選となってしまいます。特に前回、住所・メール・電話いずれの連絡先記載もなく、最終選考に残っていたにも関わらず落選となった方がいらっしゃいました。

一次選考に残った方のなかでも、かなりの方が、上記のうちいずれかが未記載のため落選となり大変もったいなく感じました。送付前には必ず一度、情報を記載したかどうかをご確認くださいね。


②本を20冊読んでから応募しよう

kino-kuni文学賞では、ジャンルを問わず募集しています。

様々なジャンルの、宝石の原石のようなすばらしい作品が沢山来ました。

そのなかで、最終選考に残るのは、「本を500冊読んだ人」の原稿です。

 

kino-kuni文学賞では3000に及ぶ応募作がありましたが、そのうち500通は本をあまり読んだことのない方の作品でした。

逆に考えれば、きちんと本を読んでから応募すれば、グンと受賞率が上がるのです!

 

脚本応募の方は、他の脚本家の方の本を読み、

童話応募の方は、他の童話作家の本を読む。

それだけで、受賞率は跳ね上がります。

まずは20冊読みましょう! kino-kuni文学賞は、皆様を応援しています。


③作品のテーマは「人気のもの+a」で

kino-kuni文学賞には、沢山の方からの応募があります。

そして、一人の作家が、10通応募することはよくあります。

およそ30人程度が10通ずつ応募し、そのほとんどが最終選考を通過いたします。

 

これは、沢山応募して下さる人を当賞が優遇しているわけではないのです。

「沢山応募する人は沢山書いている人だから、自分のテーマを持っている」のです。

 

そして受賞するためには、

・巷で人気のテーマを知ること

・そのテーマに、自分なりの特別な解釈や、自分なりの他の要素

を足していくことが大事です。

 

その+aによって「作家らしさ」も生まれます。

是非、+aが何かを考えてみてくださいね。


④タイトルと筆名はしっかり考えよう

kino-kuni文学賞は、アマチュア作家を推奨しております。新人発掘の賞だからです。ですが、困ったことがあるのです。

 

「うまい棒10円」「アルパカ鬼畜」「ディズニー園」……といった筆名で応募される方が、後を絶えないのです。これは当賞だけの問題ではありません。沢山の賞の下読みさんが直面し、毎回頭を抱えている問題です。

もちろん、ウィットにとんだ筆名も素敵です。まじめな筆名の中で、すこしだけ目立ちます。けれど目立つだけなのです。

 

また、そういった筆名の場合「本業で作家をやっていて、賞金稼ぎのためにこの名前を付けているのでは?」と下読みさんたちは思います。アマチュア推奨の賞としては、受け入れづらくなってしまうのです。(もちろん、良い作品であったときは選考に上げておりますのでご心配なさらずに!)

 

タイトルも同様です。

ある程度はしっかりと考えて、応募いただけると審査員も、とても嬉しいものです。


⑤読者対象と世界観を確かめよう

書き上げた作品、それは大事な宝石のようなものです。

作家は一番幸せな気分になる時間です。

 

でも投稿の前に少し待ってください。

読者対象は、どなたでしょうか?

kino-kuni文学賞は、日本語で書かれたすべての作品を募集しております。ですがそれは、「すべての作品は読まれてこそ価値がある」という大前提を覆すものではありません。

 

童話や児童文学では、対象は「5歳以下」「小学生」「中学生」「高校生~成人」「高齢者」などと分けられます。

小説では、対象は「純文学読者」「ライトノベル読者」「ライト文芸読者」「エンタメ読者」「探偵もの読者」と分けられます。

脚本では、「舞台もの」「映画もの」「連ドラもの」「テレビの一時間もの」「ラジオドラマもの」と対象が分かれますね。

 

どんなにストーリーラインがよくても、読者対象が決められていないものは登場人物の設定があやふやです。世界設定も、あやふやなことがあります(現代ものでも、山奥の田舎の話なのに「2駅歩こうか」ということもあります)

読者対象を決めることで、作品はさらにしっかりします。

どうぞ次回から試してみて下さいね


まとめに


他にも沢山の方法がありますが、

まずは上にかいた5つの規則を守ってみてください。

それだけで、一次予選は簡単に通過できるようになります。

 

創作は、8のインプットと、2のアウトプット。

もし今回受からなかった方は、またインプットを増やしてみてくださいね。

美術館にいったり舞台にいくのは大変かもしれません。でも小説を読んで、自分ならどう書くか考えること。写真をみて、その写真のなかに入れたら自分はどう振舞うか考えること。それだけでも、ずいぶん力がつくものです。

 

今回落ちた方も、懲りずに沢山書いてみてください。

書いているうちに、必ず受賞ができますから。